Raubritter<ローブリッター>

トップページ3枚目のバラはローブリッターというバラです。

交配:Daisy Hill x Solarium

系統:S(シュラブ)

作出:1936年 Kordes Ⅱ ドイツ

特徴:コロンとしたカップ咲きの小さな桃色の花をたくさん咲かせ、花弁はハート形で可愛らしいバラです。前年度の枝に花を咲かせるのでその辺を頭に入れて剪定するとよいでしょう。樹勢は弱く成長も遅いですが、気候の条件が合うといっきに伸びてきます。花は一季咲きで、夏の高温には弱く葉を落とします。元気に育てるには薬剤散布が必用です。香りはほとんどありません。

”ローブリッターについて”

中世ヨーロッパにおいて騎士という身分を持ちながらも、フェーデという決闘制度を利用し、合法的に強盗、恐喝などを繰り返し生計を立てていた最悪な者たちを、強盗騎士、ドイツ語でローブリッターと言います。

こちらのバラはゲーテの戯曲の作品”ゲッツ・フォン・ベルリヒンゲン”にて描かれている強盗騎士、ベルリヒンゲンに捧げられたバラなのではないかと思います。

何故ならベルリヒンゲンは、王位継承戦争で神聖ローマ皇帝に傭兵として仕え、大砲で右手をなくしながらも鋼鉄の義手を付けて兵隊を続けた事もあり、ゲーテの作品の中では英雄として描かれているからです。

丁度、中世から近代へと変化する時代、ルネッサンス、大航海時代という大変動の時、海の向こうへ目を向ける時代になるとフェーデという制度は廃止され強盗騎士は衰退していきます。

最後の強盗騎士と言われるベルリヒンゲン。神聖ローマ帝国の貴族に仕えた勇敢な騎士としてドイツでは国民的な英雄なのかもしれません。

フェーデ:自己の権利を侵害された者は他の助力を得て、侵害した者に対して報復してもよい制度

 

 

 

 

 

 

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